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「役者は嘘をついてはならない」
これはセレブリャコーフ役の川本さんが、稽古中に何度も言っていた言葉です。それを踏まえて、取るに足らない話をすこし。


嘘をついたことがあります。何度も。

本当のことを少しだけ混ぜた嘘というのは真実味に溢れやすいので、多くの人は日常生活でよくこの手を使います。完全な嘘をつくことは難しいですが、本当のことが混ざった嘘をつくことは容易いからです。そして私は容易い嘘が好きなのだと思います。そうして私は自分のことを、おだやかにゆるやかに誤魔化していきます。

何年も何年もそうやってきました。何年も何年も、一日一日、周りだけでなく自分にも嘘をついてきました。記憶すらも曖昧で、常に自分に都合のいいように書き換えられています。小さな状況説明から、少しずつ嘘を重ねていきます。別に嘘をつく必要なんてないのはわかっていても、ほんとのことよりもちょっぴり体裁の良い、聞こえのいい事実を言う。誰も気がつきません。周りの人はしごくどうでもいい自分の些細な嘘など気にも留めないからです。そうして自分の周りに好きなように嘘のレンガを積み上げていく。安心できる、自分だけの壁です。


そうして嘘をつく自分に慣れていく、気がつけば、嘘無しではひとりで立つことすらままならなくなっていた。


演劇というものに触れてから、今回が初役者です。稽古中、演技が嘘をついてると言われるたびに逃げたくなって、そのたびに嘘をついていないように見える嘘をつきそうになりました。
ああ堂々巡りだと、その繰り返し。

しかし稽古を重ね色んなひとの演技を見ているうちに感じていくことはたくさんあって、その中で掴めそうなものが見えてきたと思います。



さて、役者は嘘をついてはならないという言葉を引っ張ってきましたが、『ワーニャ伯父さん』という作品自体はそれぞれ魅力的なキャラクター陣によって用意された嘘がたくさんございます。それによって、人間関係がどう交錯するのか。
劇研がお送りする新たな『ワーニャ伯父さん』、ぜひ観にいらしてください。


初日が終わりましたが、まだまだ公演は続きます。引き続き会場でお待ちしております。
以上、下男・夜番役、一年生の孫でした。
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こんばんは

はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。
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